土方歳三の愛刀!会津十一代【和泉守兼定】之定銘 菖蒲造の名短刀!精良梨子地肌に飛焼かかる華麗乱れ刃 二代兼定写しの秀作

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土方歳三の愛刀!会津十一代【和泉守兼定】之定銘

菖蒲造の名短刀!精良梨子地肌に飛焼かかる華麗乱れ刃

二代兼定写しの秀作 金揚ハバキ 時代白鞘


■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。

【銘】
『和泉守兼定』

初代会津兼定は室町期の濃州関兼定の三代目にあたる孫で
古川孫四郎といい、慶長年間に会津藩主・蒲生氏郷に抱えられ
奥州会津の地に於ける兼定家の開祖となりました。

以後、古川兼定家は幕末まで刀鍛冶として連錦と栄え、
三善長道・松軒元興らと共に会津の代表工となっています。

中でも十一代兼定はその掉尾を飾る名工と誉れ高く、
新撰組副長・土方歳三の佩刀の作者としても広く知られ
非常に多くの愛刀家から熱い支持を集める人気工です。

十一代兼定は天保8年に現在の会津若松市に生まれ
14才頃から父・十代兼定に鍛法を学び初銘を兼元と切り、
文久2年に会津藩主・松平容保が京都守護職に任命されると
翌年に兼元も上洛して幕末動乱の舞台となった京で作刀に励み、
在京時に「和泉守」を受領すると共に正式に十一代兼定を襲名し
慶応元年に帰郷して会津の地で作刀しました。

作風は室町期の和泉守兼定(二代兼定)の多彩な技法を踏襲し
三本杉・湾れ刃・丁子乱れに加えて直刃の巧手としても名高く、
中には二代兼定を写した変わり出来の作も見られます。


本作は愛刀家様により秘蔵された初めて世に出る一振、
島津家に伝来した二代兼定の作を写した珍しい造込みで
和泉守を冠する『之定』銘を切った栗尻の茎とその時代から
十一代和泉守兼定の前期作と鑑せられる菖蒲造り短刀です。

やや小ぶりながら鋭さがあり鎬ガッシリと高く
茎も長い頑健な室町後期に流布した短刀姿を呈し、
幕末の動乱期にあって美しさのみならず実戦にも即した
合理的な一振が再び求められたことを物語っています。

小板目肌が梨子地風に詰んだ精良な地鉄に地沸微塵につき
刃文は十一代兼定の最も得意とした三本杉風の尖り互の目に
火花の如き飛焼が頻りにかかり匂口締まって明るく冴えるなど、
業物の風格と気品を兼ね備え総体に見応えのある優品です。

昭和37年の古い登録証と時代あるハバキ・白鞘からも
本作が長年にわたり大切に伝えられてきたことが窺えます。


会津を代表する超人気工『十一代和泉守兼定』の在銘稀少作、
二代兼定写しの菖蒲造り短刀を末永くお手元でお楽しみ下さい。


ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇

刃長:18.2cm 元幅:2.34cm 先幅:1.82cm

元重:0.58cm 先重:0.45cm 反り:なし 目釘孔:1個

(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)


◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケやスレ、鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

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