明治～大正時代にかけて、ヨーロッパへの輸出用に製作された、九谷焼の上手のティーセットです。作品は、modernですし、絵付けは、細密画と言える繊細な筆使いですので、現代の職人には、ここまでの、絵付けを行うには、かなり難儀な事だと想像できます。桜や鶴等を、九谷焼の白磁の、キャンパス全体を使って美しく描かれていて、まるで、日本画を、見ているようです。私の主観では、当時の絵付け職人には、思わずお見事と云いたくなりますがいかがでしょうか？カップにノミホツレが、ございますが、場所も、端ですし、大きなダメージには、当たらないと、思います。カップ&ソーサーも、オリジナリティーに、溢れていますし、これだけのセットが、このような、コンディションで現存している事は、奇跡的な事だと思います。おそらく長年に、渡って大切に保管されてきた貴重な作品だからだと思います。当時の、説明パンフレット迄が、一緒に有った事からも貴重品の扱いが、されていたんだと理解できます。私が、云々申し上げる必要の無い作品であり、当時の日本の技術や美意識が、優れていて、今となっては、お宝と呼べる九谷焼の優品ですので、どうぞ宜しくお願い致します。 寸法ですが、 ポット大、高さ183mm全幅178mm口径62mm ポット中、高さ137mm全幅138mm口径62mm ポット小、高さ128mm全幅115mm口径52mm ソーサ皿、高さ23mm縦124mm横213mm カップ、高さ54mm胴幅96mm口径73mm 位です。