一文字風の刃紋の大刀です。目釘穴にも埋めがみられ、大事に家伝されていたもののように思います。
鞘書には本阿弥の「助真」という鑑定が書いてあり、もしやと思い購入しました。が、以下のとおり訳アリの刀でして、大切にしてくださる方にお譲りしたいと思います。
=======================================================================・茎について⇒摺り上げですが、どうも妙な切断です。おそらく、刷り上げ時には銘が残っており、後世、これを消すために無理な切断をしたのでは。
・帽子について⇒樋を見ていただければわかるとおり、帽子が折れるか腐食するかして、それらしい形になるように研いで直しております。いわゆる「首無し」です。※美術刀剣・実用刀として、価値はほぼありません
・鞘書について⇒筆や墨色は悪くありませんが、そもそもこの白鞘と刀身があっていません。鞘書にある長さ（二尺三寸七分）と刀身長もあっていませんし、目釘穴の位置もあっていません。=======================================================================
上記、ご理解いただいたうえで、また売却する際にも上記を必ず次の方へお伝えいただけることを条件に、ご購入いただける方は入札してください。
さすがに助真はないだろうと思いますが、刃紋や樋の入り方は美しく、山鳥毛を彷彿とさせる姿です。帽子が修繕されたものであることを受け入れられる方にとっては、よい研究材料になるかと思います。
以上訳ありです。見当たりませんが、仮に刃切れ等があった場合も補償できませんので、返品をご了承いただける方のみご入札ください。